2015年度を振り返って – 大野啓子 –

2015年度を振返って

 本年度は、早実などの試験日程の変更により、当教室でも受験者数が変動しました。当教室の合格実績の推移を中心に、2015年度を振り返ります。

早実・成蹊・立教女学院の試験日と合格実績

 早実は例年11月1日?4日の日程のうち、男子の4月生まれから始まっていましたが、本年度は女子の4月生まれからとなりました。早実の「優秀な女子を中等部から多く取りたい」との方針が反映したものと思われます。1日に集中する試験日に女子を入れることで、女子の志願者を減らしても、男子を幅広い層から選抜することができるという意向です。女子の定員は減少し、2013年度は48名が入学を許可されましたが、2014・2015年度は36名の入学者となっています。
 1日の午後に成蹊を受験する女子の多い当教室においては、受験者が半減することとなりました。例年女子が10名近く合格していましたが、4名合格にとどまってしまいました。受ければ合格するであろう女子が多かっただけに残念な結果でした。
 しかしながら、受験者の約35%が一次合格、その約70%が二次合格という結果は高水準であることに変わりありません。

 早実の変更は、成蹊の入試にも影響を及ぼしました。本年度は男女それぞれ定員56名のところ、プラス10名、計66名ずつが合格者として張り出されました。それでも男子の繰り上げ合格はかなりありましたが、女子は当教室で1名だけにとどまりました。早実との重複合格、次に述べる立教女学院との重複合格が少なかったための辞退者減によるものと思われます。女子の難易度は相当高くなったと言わざるをえません。
 成蹊は本年度50名の合格者を輩出しました。新記録です。受験者の1.6名に1名が合格したことになります。傾向が変わる可能性の大きい来年度に向けて、情報を収集し、新たな対策を立てるべく、歩み始めました。3月にお迎えした岡崎元校長先生の存在も、心強い戦力となっています。

 立教女学院は1日2日の試験日を3日4日に変更しました。ミッションスクールであるため、日曜の試験日を避けたのが主な理由であると思われます。午前中に試験が終了するので、成蹊との併願は成蹊の出願を遅くすることで確実に可能でしたが、本年度は成蹊の2日目の試験と重なるケースが見られました。成蹊を2日に受けたいために早く願書を出しても、同様の希望者が多く3日にずれこむことがあったためです。当教室では、受験者は減少しましたが、補欠者が少なく、10名近くが入学することとなりました。

各学校で高い合格率

 桐朋学園、桐朋小も受験者の50%強が合格を頂きました。特に、募集人員の少ない桐朋小で2年連続2ケタの合格者を出したのは、年中クラスと年長クラスにおける、具体物使用、言語能力養成の指導内容に因るところ大だと自負しています。

 また、例年受験者の少ない暁星においては、本年度7名受験し6名合格というすばらしい結果でした。よく聞き取り、考える力を養成しながら、ゲーム感覚でスピードをつけていく当教室の教育が、どの学校にも通用することの証明です。
 昨今、倍率が上がり、難易度上昇の学芸大附属小金井でも、14名の合格者を出しています。

幼稚園受験について

 幼稚園受験においては、本年度も立教女学院附属天使園に9名、桐朋に2名の合格と、受験者数減少のなか、大健闘でした。

おわりに

 どの学校を目指す場合でも、子どもを成長させる上で大切なことに大きな違いはありません。メリーランドは、10年後、20年後にも輝き続ける未来を見据え、心で触れ合う豊かな教育を追求し続けています。その成果が、高い合格実績となって表れているのです。

大野啓子